隼別王子の叛乱
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『隼別王子の叛乱』(はやぶさわけおうじのはんらん)は、田辺聖子作の小説。
概要
作者の記したあとがき[1]によると、この作品の原型は単行本発表より20年以上前まで遡る。1961年(昭和36年)6月、同人雑誌『のおと』に短編小説「隼別王子の叛乱」を発表。その後、それをもとにした「女鳥の姫」を学習研究社(現在の学研ホールディングス)の、おそらく『高三コース』に発表しているとのこと。だがこれについては『田辺聖子全集』4巻の解題(解説)を執筆した国文学者の呉羽長(くれはすすむ)も確認できなかったとしている。1971年(昭和46年)3月に雑誌『小説サンデー毎日』(毎日新聞社)に「風渡る高殿」を発表。
それらを一本にまとめたいと思うようになり、1975年(昭和50年)7月-1976年(昭和51年)9月にかけて雑誌「歴史と人物」(中央公論社)に長編小説「隼別王子の叛乱」を連載。全15回で挿画は風間完。
1977年(昭和52年)に中央公論社から単行本が刊行された。
あらすじ
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数多くの登場人物による独白形式で書かれた小説。
書誌情報
- 単行本
- 1977年(昭和52年)1月、隼別王子の叛乱(中央公論社) - 表紙イラスト:風間完
- 1982年(昭和57年)2月、田辺聖子長篇全集8(収録作:隼別王子の叛乱/文車日記 私の古典散歩)(文藝春秋)
- 2005年(平成17年)6月、田辺聖子全集4(収録作:隼別王子の叛乱/不機嫌な恋人)(集英社)
- 1978年(昭和53年)4月、隼別王子の叛乱 - 表紙イラスト:風間完
- 1994年(平成6年)9月、隼別王子の叛乱 - (改版)、表紙イラスト:風間完[2]
- 2017年(平成29年)2月、隼別王子の叛乱 - (改版)、表紙イラスト:遠田志帆
ミュージカル
1978年(昭和53年)、宝塚歌劇団によって上演された。
漫画
1979年(昭和54年)、西谷祥子作画で集英社漫画文庫から発売された。
脚注
隼別王子の叛乱
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「宝塚歌劇団によって舞台化された作品の一覧」の記事における「隼別王子の叛乱」の解説
原作は田辺聖子の同名小説『隼別王子の叛乱』。 詳細は「隼別王子の叛乱 (宝塚歌劇)」を参照 脚本・演出:阿古健。 月組が1978年8月10日~9月26日に宝塚大劇場で、同年12月3日~12月27日に東京宝塚劇場で、1979年4月27日~5月3日に福岡市民会館で上演。併演はグランド・ショー『ラブ・メッセージ』。 隼別王子:榛名由梨/女鳥姫:小松美保/雄鹿:瀬戸内美八/大王:神代錦
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