隼上り瓦窯跡とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 文化 > 国指定文化財等データベース > 隼上り瓦窯跡の意味・解説 

隼上り瓦窯跡

史跡名勝記念物のほかの用語一覧
史跡:  隈部氏館跡  随心院境内  隠岐国分寺境内  隼上り瓦窯跡  隼人塚  離宮院跡  難波宮跡

隼上り瓦窯跡

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/09 02:14 UTC 版)

隼上り瓦窯跡(はやあがりがようせき[1])は、京都府宇治市菟道にある7世紀前半の瓦窯の跡。国の史跡に指定されている。

概要

宅地開発に伴う調査によって確認され、1982年(昭和57年)に発掘調査が実施された。丘陵南斜面に並んだ4基の窯とその下の平地にある掘立柱建物・排水溝・土壙を含む工房の跡などが確認された。須恵器をともに焼造していた窯であった。この窯跡から出土した高句麗系の蓮花文軒丸瓦は飛鳥豊浦寺で使用されており、山城の瓦窯の製品が飛鳥に供給されていたとみられている。

窯はいずれも全長10m前後の登窯で内部構造が異なる物があり、製品(瓦・須恵器)の種別に対応させていたとみられている。

現在、遺跡は公園として整備されている。

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ 『史跡 隼上り瓦窯跡』、3頁

参考文献

  • 宇治市教育委員会 『史跡 隼上り瓦窯跡』宇治市教育委員会、1989年。 
  • 上原真人「隼上り瓦窯跡」(『国史大辞典 15』(吉川弘文館、1996年) ISBN 978-4-642-00515-9

座標: 北緯34度54分22.1秒 東経135度48分35.0秒 / 北緯34.906139度 東経135.809722度 / 34.906139; 135.809722



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「隼上り瓦窯跡」の関連用語

隼上り瓦窯跡のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



隼上り瓦窯跡のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
文化庁文化庁
Copyright (c) 1997-2025 The Agency for Cultural Affairs, All Rights Reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの隼上り瓦窯跡 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS