阿波街道
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/04 09:48 UTC 版)
徳島県から讃岐山脈を越えて琴平に至る道。琴平町内の阿波町の名称は阿波国からの多くの人がやってきたことに由来する。阿波からの参詣客は金刀比羅宮とゆかりがあり、金毘羅奥の院と呼ばれる箸蔵寺も併せて参詣することが多かった。阿波国と讃岐国を結ぶ街道はいくつか存在しているが、阿波池田から猪ノ鼻峠、財田戸川、樅の木峠等を経て琴平に至る街道、貞光から三頭峠を越え、久保谷、造田、四条等を経て琴平に至る街道がよく知られる。 猪ノ鼻越えの街道は阿波別街道ともいい、この街道は明治時代になってから大久保諶之丞により四国新道として整備され、後に国道32号に指定された。並行してJR四国土讃線が走っている。 三頭越の阿波街道の大部分は後に国道438号に指定された。峠区間は自動車道路としては整備が遅れていたが、1997年にようやく三頭トンネルが開通し、自動車の行き来が容易になった。美馬市美馬町立見山では埋もれていた旧街道の鳥居が住民の手により活用されている。
※この「阿波街道」の解説は、「金毘羅街道」の解説の一部です。
「阿波街道」を含む「金毘羅街道」の記事については、「金毘羅街道」の概要を参照ください。
- 阿波街道のページへのリンク