門前を崩した和了の制限
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 05:39 UTC 版)
「完全先付け」の記事における「門前を崩した和了の制限」の解説
門前を崩した和了は、最初の副露(第1副露)を役に必ず絡めるか、副露していない手牌の中で役を構成する牌がすべて揃っていなければならない。そうでない和了は、完全先付けでは自摸和、栄和にかかわらず不可とされる。第2副露以降には特に制約はなく、役に全く絡まなくてもかまわない。以下の例では右から順に副露したものとする。 例1-1 この手牌の場合、先にをチーし、後から役牌のをポンしているので第1副露が役に絡んでおらず、完全先付けでの和了は不可である。 例1-2 逆にこの手牌の場合は、先に役牌のをポンし、後からをチーしているので第1副露が役に絡んでおり、完全先付けでの和了も可である。 例1-3 この手牌の場合、副露していない手牌の中に役牌のが暗刻で存在するため、第1副露が役に絡まなかったとしても、完全先付けでの和了も可である。第1副露のときにが暗刻でなかったとしても、和了したときには第三者には確認できないためにそれは問わないものとする。 例1-4 この手牌の場合、第1副露のが678の三色同順に絡んでいるので、完全先付けでの和了も可である。 例1-5 この手牌の場合、副露していない手牌の中で678の三色同順を構成する牌がすべて揃っているため、第1副露が役に絡まなかったとしても、完全先付けでの和了も可である。 例1-6 逆にこの手牌の場合は、第1副露が役に全く絡んでおらず、また副露していない手牌の中で678の三色同順を構成する牌がすべて揃っていないため、完全先付けでの和了は不可である。 例1-7 このパターンの場合、混一色という役を確定させているため、を副露しても役として数えられる場合がある。 例1-8 役満は基本的に完全先付けとは無縁だが大三元だけは例外でこのような場合完全先付けにあたり和了は不可である。
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