鎌田共済会郷土資料館とは? わかりやすく解説

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鎌田共済会郷土博物館

(鎌田共済会郷土資料館 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/15 16:34 UTC 版)

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鎌田共済会郷土博物館
Kamada Museum
Non Profit Foundation
施設情報
正式名称 鎌田共済会郷土博物館
専門分野 郷土研究
管理運営 公益財団法人鎌田共済会
建物設計 株式会社竹中工務店
延床面積 634.58m2
開館 1925年5月24日
所在地 762-0044
香川県坂出市本町1-1-24
位置 北緯34度18分47.9秒 東経133度51分7.26秒 / 北緯34.313306度 東経133.8520167度 / 34.313306; 133.8520167座標: 北緯34度18分47.9秒 東経133度51分7.26秒 / 北緯34.313306度 東経133.8520167度 / 34.313306; 133.8520167
外部リンク 坂出市HP
プロジェクト:GLAM
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鎌田共済会郷土博物館(かまだきょうさいかい きょうどはくぶつかん)は、香川県坂出市にある香川県の登録博物館。運営は公益財団法人鎌田共済会。

概要

実業家貴族院議員鎌田勝太郎1864年 - 1942年)が1918年(大正7年)に慈善・育英・社会教育を目的として設立した財団法人鎌田共済会の施設の一つ。1925年開館の当初の館施設は1992年に鉄道高架事業に伴い取り壊され、現在は1922年に鎌田共済会図書館として建設された建物(国の登録有形文化財)を使用する。博物館初代主事は郷土史家の岡田唯吉。

香川県に関する歴史資料を中心に近世から近代の書画、写真、考古学資料、鉱石標本など10,000点以上を所蔵し、展示・調査・研究を行う。所蔵品のうち、久米通賢(江戸時代後期、高松藩に仕えた洋学者・発明家)に関する一括資料(1,061点)は2014年に国の重要文化財に指定された。

利用情報

重要文化財(国指定)

  • 久米通賢関係資料
    • 文書・記録類 595点
    • 書状類 295点
    • 絵図・地図類 115点
    • 著述稿本類 11点
    • 典籍類 20点
    • 器物類 25点

利用情報

  • 開館時間:9:30 - 16:30 (入館は4時まで)
  • 休館日:月曜日、祝祭日、夏季特別(8月13日 - 8月15日)、年末年始(12月29日 - 1月4日)
  • 入館料:無料
  • 鎌田共済会郷土博物館HP URL:http://www.kamahaku.jp/

建築概要

  • 設計 -
  • 竣工 - 1922年(大正11年)
  • 構造・規模 - 鉄筋コンクリート造、地上3階建て
  • 建築面積 - 446.31m2
  • 延床面積 - 634.58m2
  • 所在地 - 〒762-0044 香川県坂出市本町一丁目1番24号
  • 備考 - 国の登録有形文化財(1998年12月11日登録)

交通アクセス

周辺情報

「海辺のカフカ」のモデル

村上春樹小説海辺のカフカ』に登場する「甲村記念図書館」は鎌田共済会郷土博物館をモデルにしている、という説がある[1]。小説中の「甲村記念図書館」は造り酒屋の甲村家が立ち上げた財団が運営する図書館で2階に書画の展示室があるという設定である一方、鎌田共済会郷土博物館(旧図書館)は醤油醸造家の鎌田勝太郎が立ち上げた財団が運営し、書画などの展示を行っているなど、よく似ている[1]。『海辺のカフカ』は高松市を主な舞台としており、村上は坂出市の来訪経験があることから、『さんぽで感じる村上春樹』は鎌田共済会郷土博物館と芦屋市立図書館打出分室からイメージを膨らませて「甲村記念図書館」を描いたのではないかと推察した[1]。ただし、村上本人は「甲村記念図書館は実在しません」と表明している[1]

出典・脚注

  1. ^ a b c d ナカムラ・道前 2014, p. 87.

参考文献

外部リンク




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