銀河飛騰-2000
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/11 08:49 UTC 版)
飛騰2000(FT-2000)は天河三号のプロトタイプ機に搭載されて2017年に公開された。ARMファミリーであり、単コア性能ではIntel社の製品に劣るが、メニーコア性能で見た場合はIntelのサーバー向け製品であるCPU E5と同等であるという。 天河2号は、国防科大によってIntel Xeon Phiアクセラレータが飛騰2000アクセラレータに置き換えられ、天河2号Aにバージョンアップされた。天河三号の性能は神威太湖之光の8倍になるという。 銀河飛騰-2000 PlusはTSMCの16nmプロセスで製造され、2.0GHz-2.4GHzで動作し、DDR4コントローラを内蔵している。 銀河飛騰-2000 Plusを2GHz周波数で動作させた実測テストによると、GCC4.8コンパイラを使用したSPEC2006ベンチマークのスコアは SPECint_rate2006 : 570ポイント SPECfp_rate2006 : 482ポイント とのことで、これはIntel Xeon E5-2695 v3 の性能に相当する。ただし、単コア性能ではSPECint_base2006のスコアは14ポイントであり、Xeonの25ポイントに劣っている。 銀河飛騰-2000 Plusプロセッサはいくつかの商用サーバーに採用されている。
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