釜の音に関する伝承
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/28 03:31 UTC 版)
鳴釜・釜鳴という語句自体は、釜を火でたくことによって発生する音から吉凶を判断したりする神事や、釜が思いもよらぬ音を鳴らすことを好運不運の前兆とみる俗信などを指しており、それらが石燕の鳴釜という命名の由来のひとつであると考えられている。岡山県の吉備津神社に伝わっている鳴釜神事などが有名で、同神事は、かつて吉備津彦命(きびつひこのみこと)に討たれた温羅(うら)が人々に託宣を下す神となり、釜の音で吉凶が告げられるようになったことが始まりであるとされる。京都のある寺にあった釜は天気を当てることがあったそうで、湯をわかすときに鳴くような音をたてることがあり、その翌日はいつも雨が降ったという。
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