配列が二つの場合の解法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/06/22 05:55 UTC 版)
「最長共通部分列問題」の記事における「配列が二つの場合の解法」の解説
最長共通部分列問題は、部分構造最適性を持つ。すなわち、この問題は、簡単な部分問題に分解することができ、それらはさらに簡単な部分問題に分解でき、そして最後には自明な問題に帰着される。またこの問題は、部分構造重複性を持つ。上位の部分問題を解く際には、しばしば下位の部分問題の解を再利用することになる。これら二つの特質を伴うこの問題は、動的計画法と呼ばれる手法で解決できる。動的計画法では、部分問題の解をその都度計算するのではなく、メモ化しておく。メモ化、すなわち、ひとつのレベルの部分問題の解をテーブルに格納して、次のレベルの部分問題が利用できるようにし、計算量を節約することが、この手続きには必要不可欠である(メモを取ることによく似ている所が、名前の由来である)。この解法を次に示す。
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