都市化・大気汚染との関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 02:05 UTC 版)
都市化の進行はその都市の湿度の低下、すなわち乾燥化を招くことが知られているが、乾燥化によって発生回数が減少する例が多数確認されている。東京、大阪など多くの都市で20世紀中盤から21世紀にかけて発生日数の減少傾向が観測されている。また大気汚染の影響もあり、大気汚染物質の微粒子が地表付近の凝結核となって生成に寄与すると考えられている。大阪や京都では終戦後数年間は発生日数が減少し、その後再び増加に転じているが、これは戦時中の空襲により工場等が被害を受け大気汚染が緩和、復興によって再び大気汚染が悪化したことが原因とする見方もある。なお、大都市の中でも仙台では減少がほとんど見られないが、これは仙台のものは主に厚い移流霧であることが1つの原因と考えられている。
※この「都市化・大気汚染との関係」の解説は、「霧」の解説の一部です。
「都市化・大気汚染との関係」を含む「霧」の記事については、「霧」の概要を参照ください。
- 都市化・大気汚染との関係のページへのリンク