遮炎(煙)のメカニズム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/30 03:55 UTC 版)
「耐火二層管」の記事における「遮炎(煙)のメカニズム」の解説
火災発生時。内層の硬質ポリ塩化ビニル管は温度の上昇に伴い軟化するが、外層の繊維混入セメントモルタル管に支えられ落下することはない。加熱温度が硬質ポリ塩化ビニル管の引火点に達すると燃焼が始まり膨張の後に炭化する。これにより繊維混入セメントモルタル管の内部が閉塞し火炎や煙の流入経路が遮断される。万が一配管の途中が破断した場合にもその付近で同様のメカニズムが発生する。この遮断(煙)の一連の過程は比較的大きな150Aサイズにおいても管長30~50cm程度の範囲で完結することから、耐火二層管は重要箇所である立て管の全てと、その分岐部分および防火区画貫通部から管長で最低1mまでを耐火二層管で施工することが慣例化されている。
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