運用再開後の影響
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/30 05:20 UTC 版)
「アシアナ航空162便着陸失敗事故」の記事における「運用再開後の影響」の解説
前述のとおり、事故機が滑走路脇に残されたことやILSが破損したことなどに伴う運用制限によって、滑走路の再開後も長らく運航に影響が出た。再開から2日後の19日には国内線・国際線ともに全便が欠航、20日もほぼ全便欠航となった。運航が通常時に比べて不確実になる状況を鑑み、ANA、JAL、アイベックスエアラインズは4月24日まで広島空港発着便の航空券の予約変更、近隣の空港発着便へ振替、払戻を可能とする措置をとり、春秋航空日本は予約変更・払戻可能とする措置をとっている。ANAでは4月20日など事前に終日欠航が見込まれる日に、羽田 - 岩国間に2往復4便の臨時便を運航した。また、岩国空港を管理するアメリカ海兵隊は岩国発着便の便数増加を暫定的に認可した。 事故から11日後となる4月25日深夜から翌26日早朝にかけて、残置されていた事故機が滑走路脇から撤去され(#事故機の節も参照)、26日から運航に関する気象条件が「滑走路方向の視程が1600メートル以上(雲の高さの要件なし)」に緩和された。5月5日、仮設ILSによるカテゴリーI運用を再開したことにより、滑走路視程は550メートル以上に緩和された。なお常設ILSは同年9月15日にカテゴリーIIIaで暫定復旧し、9月19日に元のカテゴリーIIIbでの運用が再開された。
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