運動能力に関する要件
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/24 02:50 UTC 版)
「FIFA国際審判員リスト」の記事における「運動能力に関する要件」の解説
FIFA国際審判員リストにノミネートされた審判員は、運動能力に関する以下の試験をクリアしなければならない。 主審 反復スプリント能力 (Repeated Sprint Ability = RSA) :40m走(スタートラインから1.5m先のゲート通過時から40m間のスプリント)を60秒以内の間隔で6回繰り返す。全ての回で6.00秒以内(男子最上位カテゴリの場合。以下同)で走りきることが求められ、失敗は1回まで許される(7回目のスプリントにチャレンジ可能)が、2回失敗すると不合格となる。 インターバル走 (Interval Test) :判定員の合図を元に、75mスプリントと25mのリカバリーウォーキングを40回繰り返す(総走行距離4000m)。1回のスプリントは最大15秒、1回のリカバリーウォーキングは最大18秒と定められており、スプリントで2回タイムオーバーすると不合格となる。 ダイナミック・ヨーヨー (Dynamic Yo-Yo):フィールド内に20m間隔でジグザグに配置された赤と黄のパイロンの間を音声の指示に従って移動する。2040mを制限時間内で移動する必要があり、2回タイムオーバーすると不合格となる。 断続的ヨーヨーテスト (Yo-Yo Intermittent test) :直線走路上で音声の指示に従って20m折り返しダッシュと5m折り返し徒歩を繰り返す。1800mを制限時間内で移動する必要があり、2回タイムオーバーすると不合格となる。 副審 方向転換能力 (Change of Direction Ability = CODA) :8-10m反復走(スタートラインから1.5m先のゲート通過時から10mのスプリント→折り返して8mの左向きスプリント→折り返して8mの右向きスプリント→折り返して10mのスプリント)を行う。全行程を10.00秒以内で走りきることが求められ(躓いた場合はやり直し)、2回失敗すると不合格となる。 反復スプリント能力 (RSA) :30m走(スタートラインから1.5m先のゲート通過時から30m間のスプリント)を30秒以内の間隔で5回繰り返す。全ての回で4.70秒以内で走りきることが求められ、失敗は1回まで許される(6回目のスプリントにチャレンジ可能)が、2回失敗すると不合格となる。 インターバル走 (Interval Test) :判定員の合図を元に、75mスプリントと25mのリカバリーウォーキングを40回繰り返す(総走行距離4000m)。1回のスプリントは最大15秒、1回のリカバリーウォーキングは最大20秒と定められており、スプリントで2回タイムオーバーすると不合格となる。
※この「運動能力に関する要件」の解説は、「FIFA国際審判員リスト」の解説の一部です。
「運動能力に関する要件」を含む「FIFA国際審判員リスト」の記事については、「FIFA国際審判員リスト」の概要を参照ください。
- 運動能力に関する要件のページへのリンク