連続式蒸留機

*A 醪塔(analyser) *B 精留塔(rectifier) *1 醪(wash) *2 加熱用の水蒸気 *3 蒸留残渣 *4 アルコールを含む蒸気 *5 精留塔で凝縮した成分は醪と混合され再び醪塔に送られる *6 蒸留酒 *7 凝縮器(condenser)
連続式蒸留機(れんぞくしきじょうりゅうき、連続式蒸溜機、英:Column still)とは、アルコール発酵した酒の醪を連続的に蒸留することで、不純物を除去しエタノールを精製する装置。化学工業の様々な分野に用いられ、蒸留酒の製造にも用いられている。
イギリス統治下のアイルランドの税官吏だったアエネアス・コフィ(カフェ)が1830年に特許を取り、スコットランドのウィスキー業者が採用したことでスコッチ・ウイスキーの増産に繋がったと言われている。
ギャラリー
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シドニー・ヤング著「fractional distillation」による、カフェ式連続式蒸留機の図解
(1903年) -
連続式蒸留機、Stella Matutina博物館、レユニオン
(2004年11月) -
Mount Gay Rum蒸留所博物館に展示されているカフェ式連続式蒸留機、バルバドス
(2009年3月)
参考文献
- 『焼酎の事典』菅間誠之助編著、三省堂、1985年。ISBN 4-385-15574-7。
脚注
関連項目
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