通常の無限集合の定義との比較
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/06 09:09 UTC 版)
「デデキント無限」の記事における「通常の無限集合の定義との比較」の解説
デデキントの意味での“無限集合”は、普通の意味での無限集合と比較されるべきであろう: 集合A が無限であるとは、どのような自然数 n に対しても、{0,1,2,..., n -1}(有限順序数)と A との間に全単射が存在しないことである。 無限とは、全単射が存在しないという意味で文字通り有限でないという集合である。 19世紀後半、多くの数学者はデデキント無限であることと通常の意味の無限は同値であると単純に考えていた。しかし実際は、選択公理(“AC”)を除いたツェルメロ・フレンケルの公理系(通常、“ZF”と表記される)からは、その同値性は証明されえない。弱いACを使うことで証明でき、フルの強さは要求されない。その同値性は、可算選択公理(“CC”)より真に弱い形で証明できる。
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