追われゆくらい者からの手紙
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/25 09:35 UTC 版)
「青木恵哉」の記事における「追われゆくらい者からの手紙」の解説
クリスチャンで医師である林文雄に青木恵哉が送った手紙が記録されている。 「患者の小屋の下の海岸に患者を呼び出し此処に患者がいては他よりのらい者が集まり如何なることになるか知れぬから、父兄の屋敷内に村民にて小屋を作るから行けよと言いわたされつつあり。(中略)患者を憐れみ慰めよと抗弁力説し、(中略)日曜の夜のことでした。村民はいずれも酒を飲み酒気を帯びて患家におしよせ、あの暴風雨の如き夜に外に出でよ、引きずり出せ、火をつけて焼き殺せ、等放言し、戦場の如き光景を呈し(中略)いよいよ火をつけるものもなく。(中略)益々暴動化し、犯罪者を出す恐れもあり、村民の要求を受け入れ、(中略)三つの小屋は村民がおおきなロップをもち来りて引き倒し遂に焼却いたしました。
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