追い詰められる反乱軍
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/23 08:08 UTC 版)
庚申、南路軍は賊を海游鎮(浙江省寧海県南)で大いに打ち破った。己巳、高羅鋭は賊の別将劉平天の塞を襲ってこれを破った。以後、諸軍は賊と19戦し、すべて勝利を収めた。 劉暀は裘甫に向かって「前にわたしの計画に従って越州に入城していれば、こんなに追い詰められることはなかったのだ」と言って、緑の衣服を着ていた王輅らを青虫と罵って斬った。 高羅鋭は寧海県を攻め陥した。逃げ出した民衆をつかまえると7000人あまりに達したという。王式は「賊は追いつめられて飢えているから、きっと海上に逃げ込むだろう。そうなると1年ぐらいでは虜にすることは難しい」と言い、高羅鋭に命じて海口(寧海県東北)に陣取ってこれを防がせた。また、望海鎮将雲思益と浙西の将王克容には水軍を率いさせて海岸を巡視させた。雲思益らは寧海の東で劉従簡に遭遇し、驚き山中に逃げ出した賊の船の7割を鹵獲して焼き払った。
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