辻占売りの少年
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 19:20 UTC 版)
少将時代の乃木が、明治24年に訪れた金沢の街で辻占売りをする当時8歳の今越清三郎少年を見かけた。その少年が父親を亡くしたために幼くして一家の生計を支えていることを知り、少年を励まし当時としてはかなりの大金である金2円を渡した。少年は感激して努力を重ね、その後金箔加工の世界で名をなしたという逸話によるものである。乃木の人徳をしのばせる逸話であり、後に旅順攻囲戦を絡めた上で脚色され「乃木将軍と辻占売り」という唱歌や講談ダネで有名になった。こうした乃木希典の人となりを伝えるものとして、銅像が旧乃木邸に建つ(画像参照)。
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