農具としての熊手
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 06:01 UTC 版)
熊手は枯れ葉を集めたり干し草をかき寄せたり、土を柔らかくしたり平らにならしたりなど、いろいろな用途に使われる。 現代的な熊手は、歯が鋼鉄、プラスチックなどで作られているが、かつては木や鋳鉄で作られていたものもあった。柄は多くは竹製か金属パイプでできている。竹製のものなど伝統的な形の熊手は、歯の部分が長くて扇子のような形で作られていることもある。 農業機械に分類されるような巨大な熊手は、湾曲した鋼鉄製の歯を取り付けた棒を車輪に搭載し、トラクターで牽引して使用する。この形のものは、農業機械が発達するまえの農耕馬の時代から伝わっている。 潮干狩りに使われる熊手は農具とは形がやや異なる。 出雲地方では「ばりん」と呼ぶ方言がある。
※この「農具としての熊手」の解説は、「熊手」の解説の一部です。
「農具としての熊手」を含む「熊手」の記事については、「熊手」の概要を参照ください。
- 農具としての熊手のページへのリンク