転落と意外な末路
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/29 13:26 UTC 版)
臨江王劉栄の祖母の竇太后はこの報を聞いて怒り狂い、竇太后は郅都を法律違反で免官にした。だが郅都を信頼していた景帝は彼を匈奴と国境にある雁門太守として自邸から直接、赴任させ、また職務では独断で遂行してよい特権を与えられたという。彼の事を聞いていた匈奴は恐れて北方に移動して、郅都が召喚されるまで雁門郡に攻めなかったという。匈奴は郅都の木人形を作らせて、それを騎射する試みをしたが誰も恐れてできなかったという。 やがて竇太后が郅都を法律違反で失脚させるよう仕向けたが、景帝は「郅都は忠臣であります」と言い取り合わなかった。しかし孫の劉栄の非業の死に復讐心を燃やす竇太后は息子に対して「それでは郅都が忠臣であって、臨江王は忠臣ではなかったのですか?」と叫んで、彼女が憎悪した郅都を極刑にするよう迫り、郅都を庇っていた景帝も母に根負けして、ついに郅都を都に召喚して市場で処刑し、晒し首にした。 後に彼の遺体は、その死を惜しんだ景帝の計らいで、郷里に丁重に埋葬された。[要出典]
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