距離等化とは? わかりやすく解説

距離等化

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 14:05 UTC 版)

擬距離空間」の記事における「距離等化」の解説

擬距離解消は、距離等化(metric identification)と呼ばれ擬距離空間一廉距離空間変える同値関係を導く。これは、 x ∼ y {\displaystyle x\sim y} を d ( x , y ) = 0 {\displaystyle d(x,y)=0} で定義することによって得られる。 X ∗ = X / ∼ {\displaystyle X^{*}=X/{\sim }} とし、 d ∗ ( [ x ] , [ y ] ) = d ( x , y ) {\displaystyle d^{*}([x],[y])=d(x,y)} とする。このとき、 d ∗ {\displaystyle d^{*}} は X ∗ {\displaystyle X^{*}} 上の距離であり、 ( X ∗ , d ∗ ) {\displaystyle (X^{*},d^{*})} は well-defined距離空間である。 距離等化は、誘導位相を保つ。すなわち、 A ⊂ X {\displaystyle A\subset X} が飽和、つまり π − 1 ( π ( A ) ) = A {\displaystyle \pi ^{-1}(\pi (A))=A} を満たすとき、 A {\displaystyle A} が ( X , d ) {\displaystyle (X,d)} の開集合(あるいは閉集合)であることと、 π ( A ) = [ A ] {\displaystyle \pi (A)=[A]} が ( X ∗ , d ∗ ) {\displaystyle (X^{*},d^{*})} の開集合(あるいは閉集合)であることは、同値である。ここで, π : X → X ∗ {\displaystyle \pi :X\to X^{*}} は自然な射影である。

※この「距離等化」の解説は、「擬距離空間」の解説の一部です。
「距離等化」を含む「擬距離空間」の記事については、「擬距離空間」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「距離等化」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「距離等化」の関連用語

距離等化のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



距離等化のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの擬距離空間 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS