距離標設置測量
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/17 21:13 UTC 版)
距離標設置とは、後に実施される縦断測量、横断測量等のために、河川の河心線 (流心線ともいい, 改修ずみの河川では,左岸と右岸の堤防の法肩間の中央を連ねた線である。) に対して直角方向の両岸に、ほぼ等間隔に距離標を設置する作業をいい、距離標は次の要領で設置する。 1) 距離標は、河川の河口又は幹川の合流点をと河心線に対して直角方向に200m間隔で設置する。なお、距離標の間隔は河心線に対して直角方向とするため、右岸と左岸では距離間隔が異なる。 2) 距離標は、両岸の距離標間の見通しが利く必要があるため、提防法肩又は法面等に設置する。 3) 距離標の設置は、あらかじめ地形図上で位置を選定し、その位置をデジタイザなどで読み取り、その座標値に基づいて近傍の3級基準点等から放射法などにより設置する。 距離標は、将来起こり得る河床の変動状態の調査等の基準となるので、変動を受けない場所を選び設置している。
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