超遠方の天体
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/03/02 00:09 UTC 版)
「ハッブル・エクストリーム・ディープ・フィールド」の記事における「超遠方の天体」の解説
XDFの画像は2012年9月25日に公表された。2012年12月12日に、XDFの画像から、赤方偏移の値が8.6以上の天体が7つ報告された。その中の1つは、2011年に発見されたUDFj-39546284であり、それ以前は赤方偏移の値が10.3とされていたが、今回の探査で11.9である可能性が示された。これはこの報告の約1ヶ月前に発見され、UDFj-39546284の記録を抜いたMACS0647-JDよりも遠く、宇宙で最も遠い天体である可能性が出てきた。ただし、赤方偏移の値の不確かさはMACS0647-JDよりも大きい。真の値は2021年に打ち上げ予定であるジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡による観測を待たねばならない。 報告された超遠方の天体 UDF12-3895-7114 (z = 8.6 +0.8−0.6) UDF12-3947-8076 (z = 8.6 ± 0.2) UDF12-4344-6547 (z = 8.8 ± 0.5) UDF12-3921-6322 (z = 8.8 +0.4−0.2) UDF12-4265-7049 (z = 9.5 +0.4−0.7) UDF12-4106-7304 (z = 9.5 +0.4−0.8) UDFj-39546284 (z = 11.9 +0.3−0.5)
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