超アクチノイド(アクチノイドの下)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/21 14:05 UTC 版)
「超アクチノイド元素」の記事における「超アクチノイド(アクチノイドの下)」の解説
第8周期においてランタノイド、アクチノイドに相当する位置には、原子番号121ウンビウニウムから153ウンペントトリウムまでの33元素が入る。これらを超アクチノイド(superactinide)と呼ぶ。全ての超アクチノイドは超重元素でもある。2021年現在、全ての超アクチノイド元素は未発見である。 原子番号121のウンビウニウムから138ウントリオクチウムまでの18元素は周期表に初めて登場するGブロック元素であり、5g軌道に電子が充填されていくと考えられる。また、原子番号139ウントリエンニウムから153ウンペントトリウムまでの15元素はランタノイド、アクチノイドの同族に当たるFブロック元素であり、6f軌道に電子が充填されていくと考えられる。5g軌道、6f軌道とも内殻に当たるため、超アクチノイド元素の化学的性質は似通っていると予想される。 エカアクチノイド(eka-actinide)と呼ばれることもあるが、Fブロックの部分のみを指して使われることもあり、曖昧さのある用語である。未発見の元素群であることもあり、用語や日本語訳はあまり固まっていない。
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