資本=国家=ネーションとアソシエーション
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/08/20 11:57 UTC 版)
「世界共和国へ」の記事における「資本=国家=ネーションとアソシエーション」の解説
経済人類学者カール・ポランニーの用語「市場交換、互酬、再分配」を「資本、ネーション、国家」と言い換え、それをアウフヘーベンするものとしてアソシエーションを提示している。ポランニーの欠点は、再分配が略取に基づき、国家に関するものであることを見なかった点にあるとし、「略取=再分配」と修正している。マルクスの言う「可能なるコミュニズム」も、アソシエーショニズムである、としている。このような理念はプルードンからの影響であるとしている。 また、ネーションは、友愛感情と想像力に関わるものであり、悟性の表象である国家と感性の表象である市民社会=市場経済は、想像力によってのみ綜合されうるとしている。文学行為は、悟性と感性の、想像力による綜合である。 アソシエーショニズムは普遍宗教が開示したものであるとしている。その本質はカントいうところの「自由の互酬性」である。
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