貿易と価格
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/01 23:56 UTC 版)
カカオ豆の貿易に参加している国は少ない。マレーシアは加工能力に優れるため、インドネシア産のカカオなどを輸入し、製品を輸出している。 カカオ豆の価格は、買い上げ制度があるガーナなど一部の国を除き、英国ロンドン(主にアフリカ産)と米国ニューヨーク(主に中南米産)の商品先物市場による国際相場が握っている。トンあたりの価格が数年で500ポンド(945ドル)から3,000ポンド(5672ドル)まで乱高下するなど、生産者は不安定な世界市場の直撃を受けている。カカオ先物市場のうち、現物のやり取りがあるのは3 - 4%に過ぎず、現実に存在する量の7 - 9倍が取り引きされている。
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