豊府紀聞
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/18 20:12 UTC 版)
『豊府紀聞』(ほうふきぶん)全七巻は、『豊府聞書』の異本の一つと見られるもので、従前から存在が知られていた。 『紀聞』では杵築城が「杵築城」と記載されていることから、「木付」が「杵築」と書かれるようになった正徳2年(1712年)以降に『聞書』を模写したものと考えられている。『聞書』と『紀聞』では、若干語句の云い回しに差異があるものの、大意は変わらない。『紀聞』には序文、賛辞、跋文がない。 郷土史家には、前述のように『聞書』の写本が存在しており、『紀聞』という書名は後生の『豊後国志』等において勝手に変えられたものであるから、『豊府聞書』と称する方が、著者戸倉貞則の意に適うと考える者が複数いる。
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