谷垣系の再離脱
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/24 00:39 UTC 版)
自民党下野直後の2009年総裁選には谷垣が出馬し当選したものの、派内には他候補を支援する動きも多く、派を挙げて谷垣を推したとは言い難いものであった。谷垣総裁時代の第22回参院選に勝利したこともあり政権復帰が濃厚となるも、総裁任期満了を受けた2012年総裁選では、谷垣が総裁再選に意欲を示すにもかかわらず、古賀会長は世代交代を唱えて派内の林芳正を擁立。結局谷垣は不出馬に追い込まれた。これを不服とする旧谷垣派を中心とするグループは宏池会を離脱し、総裁として一時退会していた谷垣も宏池会に戻らなかった。無派閥となった谷垣らは、他の派閥に籍を置きながらも参加できる研究グループとして有隣会を立ち上げる。かつてのように宏池会が並び立ったわけではないが、中宏池会は実質的に瓦解した。
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