角田の談話
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/12 14:43 UTC 版)
角田は戊辰戦争において「朝敵」とされた会津藩の出身である。草創期の海軍に入り、同藩出身者として最初の海軍将官となった。角田は当初、会津藩が激しく対立した薩摩藩、長州藩に強い敵愾心を抱いていたが、その心境に変化があったことを示す同郷の後輩鈴木寅彦に語った談話を下記に引用する。 余は亡国の士なり、故国の滅亡は、薩長の為す所なり、余は当事心に誓て、其復讐を為さんと欲し、志を決して海軍に入りたり、然るに一たび海軍に入るに及びては、均しく、天皇陛下の軍人なれば、恩讐の観念は頓に消滅し、唯共に、陛下に対して身命を擲つを以て、軍人の本分と為すに至れり — 会津会会報第12号
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