西平を治める
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/24 03:47 UTC 版)
280年、朝廷は西平郡が荒廃していたので、これを復興させるため馬隆を平虜護軍・西平太守に任命し、精兵を率いさせ、さらに牙門の一軍を与え、西平郡に駐屯させた。当時、西平郡の南に割拠していた異民族の成奚が、いつも辺境の煩いとなっていた。馬隆は到着すると軍を率いて討伐に当たった。異民族が険阻な地に拠って防戦すると、馬隆は部下の将兵に農具を持たせ田を耕させた。このため異民族は、馬隆に討伐する気がないと思ったのか、守備の兵が次第に油断し始めたという。馬隆は異民族に備えがないのを見てとると、一挙に進軍してこれを撃破した。馬隆が西平郡を治めていた間、異民族は一切侵入しようとしなかったという。
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