複写識別用紙
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/12 06:12 UTC 版)
原稿をコピー機で複製すると「コピー禁止」「複写」「無効」などの文字が出現するアンチコピー技術がある。これは証明書(官公庁が発行する住民票の写しや戸籍関係の証明書など)のように偽造や改ざんを防ぐ必要のある書類に、複写物と原本との識別を容易にするために用いられている。技術的には、原稿では図と地がそれぞれ細かい線と細かい点とで描かれているがどちらも視覚的に等しい濃度になるように調整されており目立たないものが、コピー機の特性のためにコピー先では異なった濃度で見えるようになってしまうためである。これの場合では、原稿に刷り込まれているバターンが潜像、コピーの結果により目立つようになったものが顕像化といえる。
※この「複写識別用紙」の解説は、「潜像」の解説の一部です。
「複写識別用紙」を含む「潜像」の記事については、「潜像」の概要を参照ください。
- 複写識別用紙のページへのリンク