裁判上の対応
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/06 06:22 UTC 版)
任意の交渉がまとまらない場合や、債務者と連絡がつかない場合などは、債権者としては法的手続を検討することになる。一般的な流れは以下のとおりである。 担保権を有している債権者は、裁判所にその実行を申し立てる。 担保権がないか、担保権を実行しても債権全額の満足を得られなかった場合は、通常の民事裁判手続を進めることになる。まず、債務者の知れたる財産があれば民事保全を申し立てて保全する。 次に、未払債務の支払いを求める民事訴訟を提起し、判決を取得する。 そして、判決を債務名義として強制執行を申し立てる。 強制執行を終えてもなお債権全額の満足を得られなかった場合は、債権者から債務者の破産を申し立てることが検討されることもある。
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