虹彩絞り
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/15 21:18 UTC 版)
通常の写真撮影用レンズの絞りは、微調整できるようにするために複数枚の板(絞り羽根)を重ね合わせて作られている。この写真にある絞りの場合、7枚の羽根で7角形ができている。このような絞りを虹彩絞りという。 絞りの形が角ばっているとボケが汚くなる傾向があるため、なるべく絞りの枚数を増やすとともに絞り羽根の形状で真円に近い開口部になるようにした設計のレンズが多いが、特に一眼レフカメラに用いる自動絞りレンズは絞り羽根を小さなトルクで一瞬にして開閉できなければならないために羽根の枚数をむやみに増やせず、通常は最多でも9枚程度の枚数に限られる。 一般に写真撮影用レンズでは、筒の部分にある絞りリング(絞り環、絞り冠)を回すことにより絞りを手動で調整できる。ただし現在はレンズからの入光量や被写体の周囲の明るさに応じて絞りを自動調整するAEカメラが主流となっており、手動調整ができないものも多い。またコンタレックスやキヤノン EOSシリーズではマウントにあるリンクを通じてボディー側でレンズの絞りを制御しており、このためレンズには絞りリングがない。
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