藤森神社 (摂津市)とは? わかりやすく解説

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藤森神社 (摂津市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/13 18:12 UTC 版)

藤森神社
所在地 大阪府摂津市鳥飼西2丁目1-1
位置 北緯34度46分19.6秒 東経135度34分56.4秒 / 北緯34.772111度 東経135.582333度 / 34.772111; 135.582333
主祭神 舎人親王・菅原道真
社格 郷社
例祭 10月18日
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藤森神社(ふじもりじんじゃ)は、大阪府摂津市に鎮座する神社

祭神

歴史

拝殿

摂津名所図会』に「鳥飼西邑にあり。此の地五ヶ村の産土神なり。例祭九月九日。山州藤杜崇道神敬天皇を勧請せり」とあり、舎人親王を京都藤森神社より勧請した。社域が淀川に近く、古来より水害を蒙り、ある年神輿が流れて吹田に至ったことから、御旅所高浜神社の境内に置いたという。今の社殿は天正5年(1577年)の建築[1]。天坊幸彦は、この地がもと鳥養部の居住地で『日本書紀』『新撰姓氏録』にその名があり、その部民が祖先天湯河桁命を祀っていたものが、神社の名が京都の藤森と同じことから祭神を舎人親王とした[2]としている。

  • 明治5年(1872年)郷社に列す。
  • 明治40年(1907年)1月、神饌幣帛料供進社に指定される。
  • 明治41年(1908年)1月15日に鳥飼西の三本松天神社、鳥飼中の道祖神社、鳥飼上の若宮神社を合祀。
  • 明治43年(1910年)3月、新在家の村社八幡宮を合祀。新在家八幡宮は別府・一津屋・新在家と3か所の分祀されたうちの1社。
  • 明治43年(1910年)1月、鳥飼八町の稲荷神社、鳥飼野々の稲荷神社を末社の稲荷神社に合祀す。

境内社

周辺情報

  • 三本松天神社の旧跡
    • 太宰府に左遷された菅原道真が赴任の途中、鳥飼の地に船を着け、食後自ら楊枝松を植え、「もし若葉を生ぜばこれ帰洛の兆なり」と言われた。後に生育して3本の幹に分かれ、里人がここに社殿を造営して菅公を祀った。明治に藤森神社に合祀される。
  • 鳥養牧跡
    • 延喜式』に近都牧とある都の周辺に設けた6牧の1つで、諸国から運ばれた牛馬を飼育して都に送った。
  • 鳥養の渡し跡
    • 古くは慶長19年(1614年)、片桐且元茨木城に入った時に使ったと伝えられ、昭和8年(1933年)から昭和50年(1975年)まで大阪府営の「鳥飼の渡し」があった。

出典

  1. ^ 『大阪府全志』全国書誌番号:73012615
  2. ^ 天坊幸彦「三島郡の史跡と名勝」(1961年)(大阪府学務部編『大阪府史蹟名勝天然記念物』 三島郡(1974年)に収録 全国書誌番号: 73009804

関連項目

外部リンク




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