藤井隆 (生物学者)とは? わかりやすく解説

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藤井隆 (生物学者)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/23 20:36 UTC 版)

藤井 隆(ふじい たかし、1909年8月4日 - 2000年2月25日)は、日本生物学者[1]静岡県出身。東京大学名誉教授。理学博士

経歴

1934年(昭和9年)、東京帝国大学理学部動物学科卒業(理学博士)。

1951年(昭和26年)、東京大学理学部教授に就任。 1955年(昭和30年)には皇居に招かれて生物学に関する合同進講に出席。「発生化学 細胞分裂の化学」と題する進講を行った[2]。 後に東京大学理学部の学部長となるが、1968年(昭和43年)から始まる東大紛争の期間にも学部長を務めあげた。1970年(昭和40年)定年退官、名誉教授となる。同年、静岡大学理学部教授。

1979年(昭和54年)、勲二等旭日重光章1956年(昭和31年)『生物学序説』で毎日出版文化賞受賞。

他に癌研究所顧問、日本文化会議理事長、科学技術会議議員を務めた。

著書

  • 『生体組織の形成』青山書院 1948
  • 『動物細胞の増殖と分化』河出書房 1948
  • 『生物の生殖と発生』大日本図書 1951
  • 『生物学序説』岩波書店 1965
  • 『現代生物学 生物とその環境』筑摩書房 (筑摩総合大学) 1971

共編

  • 『細胞分裂』編 岩波書店 1956 (科学文献抄 ; 第30)
  • 『細胞生物学』中原和郎,三浦義彰共編 朝倉書店 1967

出典・脚注

  1. ^ インホーメーション サーキュラー No.18-1974年8月 日本発生生物学会 p.7、 3行目
  2. ^ 宮内庁『昭和天皇実録第十二』東京書籍、2017年3月28日、112頁。ISBN 978-4-487-74412-1 



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