藁算とは? わかりやすく解説

わら‐さん【×藁算】

読み方:わらさん

結び目作って数量などを表す方法結縄(けつじょう)の一種で、沖縄では(い)やガジュマルの根などを用いて20世紀初頭まで行われた

藁算の画像
藁算に用いた

藁算

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/04 19:41 UTC 版)

藁算(わらざん)は、琉球王国の時代に結び目のあるを使用した記録保持のシステムである。

紐の結び目の形で数を表現する結縄の代表例である。琉球諸島では文字の使用を許されなかった庶民の間の記録法としてスーチューマカイダ文字などと並んで慣習的に使用されていた。スーチューマやカイダ文字は比較的上層の人々が用いたのに対して、一般庶民は、藁あるいはイグサの結び方によって数量を表す方法を用いた[要出典]。藁やイグサの他には、アダン気根ビロウソテツススキなどが利用された[1]。また、地域によって用途や形状に差異が見られ、呼称もワラザン、バラザン、パラザン、ワラザイ、ワラサニなど多岐にわたる[1]尚真王が即位した1477年から1637年までの間に成立したと見られる[2]

結縄の例として、南米のインカ帝国キープも同様のものである。

出典

参考文献

書籍

論文

外部リンク



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「藁算」の関連用語

藁算のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



藁算のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの藁算 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS