落馬の発生要因
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/16 04:54 UTC 版)
落馬によって数度重傷を負った経験を持つ田原成貴は、落馬が発生する要因として以下の6点を挙げ、これらが複雑に絡み合い危険な事故につながると述べている。 騎乗馬の躓きや故障 騎乗馬の気性(馬が進行方向を突然変えるなど) 騎乗馬が前の馬に乗りかかる(脚をさらわれるなど) 他馬による進路妨害(3につながる) 他馬の落馬に巻き込まれる 鞍ずれ、鐙が割れるなど馬具の異常 また田原は、落馬事故が発生した場合、馬ごと転倒する、自分だけ投げ出される、騎乗馬のほぼ真下に落ちるといった落ち方の違いによっても、怪我の度合いや落ちた後に取るべき対応が異なるが、多くの場合は心の準備がないまま発生する一瞬の出来事であるため、落ちた後にどのような結果となるかは結局のところ運任せであると述べている。一方で、自馬の突発的な故障やもらい事故など不可抗力によるもの以外は、競走中の各馬の状態や流れを見極めるといった騎手の判断によって事故を確実に減らすことはできるとしている。
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