英語圏におけるファンダメンタリズムの用語の変化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/16 10:14 UTC 版)
「キリスト教根本主義」の記事における「英語圏におけるファンダメンタリズムの用語の変化」の解説
ファンダメンタリストという言葉は、当初は近代聖書批評学に反対する保守的福音主義者たちの自称であり、ひとつの神学的立場を指す用語であった。しかしスコープス裁判(1925年)などをきっかけに、宗教的立場から進化論を強く否定したような人々がファンダメンタリストと呼ばれ、時代錯誤的、前近代的といったあまり肯定的でないニュアンスを帯びた、当事者でない人々からの他称ないし蔑称として一般に広まった。イラン革命(1979年)以降、ファンダメンタリズムという用語はイスラム教に対しても適用されるようになった(この文脈において日本ではファンダメンタリズムが原理主義と翻訳され、イスラム原理主義という訳語が使われるようになった)。
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