苦学生の小さな喜び 久松真一先生
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/18 06:23 UTC 版)
「春見文勝」の記事における「苦学生の小さな喜び 久松真一先生」の解説
『花園中学の時代、近くの妙心寺境内塔頭の春光院の奥の離れに久松真一先生がおられた。まだ京都大学助教授か講師の頃であったろうか。日曜の朝、千五百坪もある境内をずーと掃除して先生の庭先まで行くと饅頭を出して「おあがりなさい」とねぎらって下さった。若く見るからに美男。まことにやさしい先生であった。あんな方に奥さんがいないのも不思議である。将校マントを品よく着こなし、時々は少しお酒を召し上がったのかほんのり赤い顔の先生が今も目に浮かぶ。』
※この「苦学生の小さな喜び 久松真一先生」の解説は、「春見文勝」の解説の一部です。
「苦学生の小さな喜び 久松真一先生」を含む「春見文勝」の記事については、「春見文勝」の概要を参照ください。
- 苦学生の小さな喜び 久松真一先生のページへのリンク