船佐・山内逆断層帯とは? わかりやすく解説

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船佐・山内逆断層帯

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/14 06:03 UTC 版)

船佐・山内逆断層帯(ふなさ・やまのうちぎゃくだんそうたい)は、広島県安芸高田市三次市庄原市に広がる逆断層帯。国指定の天然記念物昭和36年、1961年指定)。 中国山地瀬戸内海の形成を促した、日本の地質時代の急激な地殻変動を示す資料である。

概要

船佐逆断層
王子谷
衝上断層
山内逆断層
船佐・山内逆断層帯の位置

西の始点は旧作木村宮谷からで、三次盆地の北辺を東西に走り、三次市和知町あたりから北東に転じ、庄原市山内町まで、約16㎞にわたって、山麓に連続して形成されている[1]

船佐逆断層

高宮町(安芸高田市)のほぼ中央部、佐々部植谷を中心に、東西約2㎞に点在・露出している。新生代第三紀の地層が、第四紀初頭までに新たに成立した礫層で覆われ、さらに、花崗岩が逆断層により、押し上げられている[2]

安芸高田市高宮町船佐にある船佐・山内逆断層帯の露頭

王子谷(おうじだに)衝上断層

比叡尾山南麓の熊野神社の北方で、比叡尾山西腹の王子谷という名称の谷間に露出している。高宮町の断層と同種のもので、同じく国の天然記念物。

山内(やまのうち)逆断層

三次盆地の北端から庄原市山内町まで16kmの山麓に位置する。比較的新しい時期のものである。

交通

脚注

  1. ^ 観光と旅編集『郷土資料事典34 広島県』人文社P115、1998年
  2. ^ 観光と旅編集『郷土資料事典34 広島県』人文社P110、1998年

関連項目

外部リンク



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