船乗りシンドバードの物語の第四話 そしてこれは第四の航海である
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/25 10:08 UTC 版)
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次の航海では嵐にあって難破し、島に打ち上げられる。そこは食人種の村で、打ち上げられた人々は供された食物を食ううちに知性を失い、家畜のように飼われるだけになってしまった。ひとりだけ食物に手をつけなかったシンドバードは脱出し、反対側の浜辺にでる。そこはよく栄えた街であったが、人々はみな裸馬に乗っており、鞍の存在を知らないのである。鞍を紹介したシンドバードは、たちまち富と名声を手に入れた。 当地の王からすすめられて妻をめとったシンドバードだが、この地には、伴侶が死んだときともに生き埋めにされるという法があった。やがてシンドバードの妻が病気で死ぬと、わずかな食料を持ったのみで深い井戸の中に置き去りにされてしまう。ときおり入ってくる新たな死者の伴侶を殺して食料を奪い、露命をつないでいたが、あるとき死者を喰いにきたらしい動物の姿をみつける。後を追って出口を見つけたシンドバードは、死者たちが身につけていた多くの貴金属などをはがすと、海岸線を走っていた船をつかまえてバクダードへ帰った。
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