船乗りシンドバードの物語の第一話 そしてこれは第一の航海である
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/25 10:08 UTC 版)
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冒険にでようと思い立ったシンドバードは、財産をまとめて船にのせて旅立った。航海の途中、緑ゆたかな島にほかの乗客たちと降り立つが、そこは大きな鯨の背中である。鯨は海中に沈んで乗客たちは溺れ死に、脱出した船長は船に帆をかけて行ってしまう。ひとりだけ助かったシンドバードは、ある島をみつけて上陸する。 島には牝馬がつながれていて、その近くに穴を掘って人が住んでいる。聞くと、彼らはミフラジャーン王の馬番で、こうしておくと海から海馬があがってきて牝馬とつがい、良馬を得ることができるのだという。歓待をうけたシンドバードはミフラジャーン王に拝謁し、その冒険を語ると、王はシンドバードを港湾隊長に任命した。 王に重用されつつも故郷への思いをつのらせていたシンドバードだが、ある日港に入った船は、故人の財産をバクダードへ返しにいくところだという。それはシンドバードが乗っていた船で、財産は彼のものだった。シンドバードはこれを期に王にいとまを乞い、港湾隊長として築いた財産とともに、バクダードヘ持ち帰った。
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