自滅の凶器
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/17 07:55 UTC 版)
ケルトハルは、自分の飼っていた黒犬ダイルクー(Daolcú)が近所迷惑となったため、この槍を使ってしかたなく退治したが、その時に犬の血が槍をつたって彼を貫通し落命している(『ケルトハル・マク・ウテヒルの最期』)。さらにはドゥフタハも、フェドリウィド(Fedlimid)が振るったこの槍によって斃されたという記述がある。 アルスター王コンホヴァルの息子クースクリド・メンまでも、この槍を振るったコナハトの勇士マク・ケヒト(英語版)によって殺されている(キナイド・ ウア・アルタカーン(英語版)(975年没)作「アイルランドの諸侯の死について」)。アルスターにとっては、いわば諸刃の剣だったようだ。
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