自己増殖型RNAワクチン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 03:42 UTC 版)
「COVID-19ワクチン」の記事における「自己増殖型RNAワクチン」の解説
自己増殖RNAワクチンや自己複製RNAワクチンと呼ばれる、自ら増殖や複製するワクチンである。次世代のRNAワクチンであり、接種後に体内でRNAを増やすタンパク質を増殖させ、自らRNAを増やすワクチンである。VLPセラピューティクス・ジャパンしたワクチンの場合、自ら増殖するため、レプリコンの粒子が127gあれば、日本の全人口に接種出来るだけのワクチンが作れる計算になるとされる。また、保管も4°Cの環境で1 - 2か月は保存可能であるとされる。VLPセラピューティクス・ジャパン、大阪市立大学、国立国際医療研究センター、医薬基盤・健康・栄養研究所、大分大学などが開発中である。他にも米国メリーランド州ボルチモアのElixirgen Therapeutics, Inc.(エリクサジェン・セラピューティックス社)が自己複製型RNAワクチン「EXG-5003」を開発し、日本では藤田医科大学(愛知県豊明市)にて、第 1/2 相臨床試験を開始している。
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