自主制作音楽の同人化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/05 15:00 UTC 版)
自主制作音楽の媒体化は、古くは"人生"(電気グルーヴの前身)に代表されるカセットテープでの自主発表もあったが、大きく広まったのは1990年代後半、CD-Rライティング環境構築やCDプレス費用の低廉化によるCDメディア出版の大衆化によるものである。さらにコンピュータ音楽人口の増加も相まって、自主制作楽曲を形にすることが広まった。 その性格上、既に大きなコミュニティを形成していた同人誌との共通点が多く、同人誌即売会に自主制作音楽が並べられるようになったのはごく自然な流れである。同人誌即売会の開催が回を重ねるにつれ自主制作音楽出展の規模が大きくなるとともに、同人音楽という言葉が広く使われるようになった。現在の同人音楽は同人誌とともに同人コミュニティにおける1ジャンルにまで成長し、コミックマーケットなど大型オールジャンル即売会の一角を成し、また同人音楽専門の即売会も開催されるようになった。
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