腐食作用の影響
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/02 16:39 UTC 版)
材料が繰返し応力と腐食作用を同時に受けるとき、疲労強度が著しく低下する場合があり、このような現象は腐食疲労と呼ばれる。腐食疲労による疲労強度の低下は、繰返し応力の大きさが同じでも破断繰返し数が小さくなる(時間強度の低下)と、大気中で得られた疲労限度以下の応力でも破断に至るようになる(疲労限度の消失)、という形で起きる。また、S-N曲線が107回付近で水平になり、さらに高繰返し数になるとまた右下がりとなるような場合もある。よって、機械・構造物では使用環境に十分に注意をする必要がある。
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