胴・面とは? わかりやすく解説

胴面

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/01/23 06:29 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
尾田郷澄『百鬼夜行絵巻』より「胴面」

胴面(どうのつら)は、妖怪絵巻に描かれている日本妖怪。首から上がなく、代わりに胴体に顔がある姿をしている。

尾田郷澄『百鬼夜行絵巻』(1832年)にて、この名称が示されているが江戸時代に描かれた絵巻物には名前と絵があるのみで解説文は一切なく、詳細は不明である[1]。『百物語化絵絵巻』にも同様のデザインの妖怪があかはだかという名前で描かれていることが確認できる[2][3]

にかけて顔のある存在は、刑天ブレムミュアエカバンダなど中国ヨーロッパインドをはじめ、ユーラシア大陸各地に広く分布している。そのようなすがたの民族が遠く離れた異国に住んでいるという想像を通じて世界で描かれており、この造型もその影響下にあるものと考えられる。しかし、海外三十六国などには挙げられていないため、日本においてはその種の異国人物を描いた作品(『異国物語』など)には、このかたちのものが描かれる機会はほとんど無く、絵画としての類型は他の造型に較べると歴史的には数が少ない。そのため、具体的には『山海経』の絵図を通じて日本でも描かれる機会のあった刑天などがその手本となったと見られる。

関連項目

脚注

[ヘルプ]
  1. ^ 多田克己 『妖怪図巻』 京極夏彦・多田克己編、国書刊行会2000年、178-179頁。ISBN 978-4-336-04187-6
  2. ^ 湯本豪一 『古昔妖怪大鑑』 パイインターナショナル、2013年、39頁。ISBN 978-4-756-24337-9
  3. ^ 湯本豪一 『かわいい妖怪画』 東京美術、2015年、22頁。ISBN 978-4-8087-1005-7

胴面(どうのつら)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/20 20:27 UTC 版)

トキワ来たれり!!」の記事における「胴面(どうのつら)」の解説

首がなく胴体直接顔が浮かび上がっている妖異下級妖異だが体格がよく、コンクリートの壁を殴り壊せるほどに力が強い。カラオケ店裂け目から出現し負傷した夫婦治療していたアリア襲ったが、精神エネルギーを纏ったトキワパンチで腹に大穴開けられ消滅した

※この「胴面(どうのつら)」の解説は、「トキワ来たれり!!」の解説の一部です。
「胴面(どうのつら)」を含む「トキワ来たれり!!」の記事については、「トキワ来たれり!!」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「胴・面」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「胴・面」の関連用語

胴・面のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



胴・面のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの胴面 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのトキワ来たれり!! (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS