聖ペテロの放免
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/01/23 14:59 UTC 版)
「聖ペテロの放免」には、『使徒行伝』第12章に述べられている、ペテロの釈放がどのように行われたのかを示す3つの逸話が描かれている。この絵画は、キリストの代理者として、人間としての制約から解き放たれているローマ教皇の力を示すものである。ユリウス2世はかつては枢機卿としてローマのサン・ピエトロ・イン・ヴィンコリ教会 (San Pietro in Vincoli) に所属しており、その後に教皇になった。そのため絵画は一般的な意味として制度としてのローマ教皇を表し、同時に狭義にはユリウス2世を表している。このフレスコ画では月の明かり、松明の明かり、天使の後光など明かりの表現が特徴である。特に天使の後光が印象的に描かれている。
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