美浜2号機蒸気発生器伝熱管破断事故
1991年2月9日、福井県美浜町にある関西電力(株)美浜発電所2号機で、蒸気発生器の伝熱管(直径22.2mm、肉厚1.27mm)1本が破断し、このため原子炉が自動停止し、さらに緊急(非常用)炉心冷却装置(ECCS)が作動するという事象が発生した。原因は伝熱管の振動を抑えるための振れ止め金具の施工ミスによるものと判断された。 これは、我が国において初めて一次冷却材の流出によりECCSが実作動したものであったが、放射性物質の環境への放出量は2.3×1010Bq であり、周辺の人々が受ける放射線の量は自然界から人々が1年間に受ける放射線の量の10万分の1以下という値であった。 この事故は国際原子力事象評価尺度(INES)のレベル2に分類された。
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