繊維製スポーク
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/29 10:00 UTC 版)
自転車競技用の先進的な製品では、高強度の繊維製品を用いたものが一部に見られる。これによってさらなる重量の軽減が可能になり、振動吸収性も高まる。しかし価格は高い。スポークに用いられる繊維には、アラミド繊維・ザイロン・炭素繊維などがある。多くの場合これらの繊維は樹脂によって棒状に纏められている。繊維製スポークは金属製のものより断面積が大きい場合が多く、空気抵抗を受けやすいためにエアロ形状(後述)とされる事が多い。この種のスポークには共通の規格は無く、各ホイールメーカーが独自に設計をおこなっている。 変り種として、出先で通常のスポークが破断した際の応急処置用に、小さく丸めて携帯できる繊維製予備スポークも存在する。 ワイヤー(ワイヤ)とは細い金属線を指す語であるため、非金属の繊維によるスポークを持つ車輪は厳密にはワイヤースポークホイールとは言えない理屈であるが、現在のところ一般的には厳格な区別はされていない。
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