系列局への配信経費問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/14 07:00 UTC 版)
「フランク・コンラッド」の記事における「系列局への配信経費問題」の解説
そしてまたウェスティングハウス電気製造会社はラジオ受信機の販売台数を伸ばすために放送エリアの拡大にも努めている。1921年9月19日にマサチューセッツ州スプリングフィールドでWBZ、同年10月1日にニュージャージー州ニューアークでWJZ、同年11月11日にイリノイ州シカゴでKYWが本放送を始めた。コンラッドはこれら系列局の建設中の頃から、番組を配信する時に発生する有線通信会社AT&Tの電話回線料金が高く、これを無線中継で回避することを考えていた。 ウェスティングハウス電気製造会社の系列ラジオ局開局所在地(州)コールサイン周波数1920年11月2日 ピッツバーグ(ペンシルバニア州) 親局 KDKA 833kHz 1921年9月19日 スプリングフィールド(マサチューセッツ州) WBZ 833kHz 1921年10月1日 ニューアーク(ニュージャージー州) WJZ 833kHz 1921年11月11日 シカゴ(イリノイ州) KYW 833kHz しかし当時の商務省の方針により、商務省はすべての商業ラジオ局に同じ波長360m(833kHz)を割り当てていたため無線中継は不可能だった。親局の833kHzを受けて、それを833kHzで再送信することはできないからだ。
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